皮膚科診療

尋常性疣贅(イボ)について

イボとは

イボとは、ヒト乳頭腫(にゅうとうしゅ)ウイルスが皮膚に感染して起こる病気で、尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)、ウイルス性疣贅(ゆうぜい)とも呼ばれています。

イボの原因

手や足など目に見えない傷などから、皮膚の細胞にウイルスが感染するため起こります。足のうらのイボを気になって、手でいじることにより感染することもあります。手仕事や手アレのある方は、手に傷ができやすくウイルスが感染しやすい状況にあります。

イボの症状

一般的には、イボ自体に痛みやかゆみなどの自覚症状はほとんどありません。はじめは、手足の指や足底に、小さいなだらかな皮膚の隆起が起こり、徐々に表面がザラザラしてきて、ドーム状に盛り上がります。 足の裏に出来たイボが硬くなってくると、歩く時に痛みがでることもあります。
特別な検査は無く、患部の場所や状態から診断します。

イボの検査

特にありません

イボの診断

できた部位、皮膚症状や皮膚を診察して診断します。 足底では平らなことが多く、魚の目(鶏眼)・たこ(胼胝)と見分けがつかないこともありますが、いぼの表面に点状出血が見られたり、削りますと出血することが特徴です。

イボの治療法

イボの治療は、液体窒素(えきたいちっそ)による凍結療法が最も一般的で、凍結させてイボを取る方法は安全で、麻酔をかける必要もありません。液体窒素で凍らせた綿棒を数秒間イボに接触させて治療します。強く接触させると、痛みが生じたり水疱(水ぶくれ)になったりすることもありますが、多くは自然におさまりますので特に心配はありません。
イボの大きさにもよりますが、1~2週間ごとに数回繰り返す必要があります。イボが大きい場合や難治性の時は半年以上治療が必要なこともありますので、根気よく治療しましょう。また、個人差はありますが、ハト麦の成分が入った漢方薬のヨクイニンを継続的に服用すると効果があることがあります。

イボの日常生活の注意点

イボはウィルス感染症で小さなキズからの感染すると考えられています。イボを必要以上にいじることは感染の拡大につながりますので注意ください。他人への感染は、直接接触でありえないとはいえません。しかしながら日常生活で他人に移す可能性は低く、あまり気にする必要はありません。但し、治療しないで放置しておくと、別の部位に広がることもありますので、早めの治療と根気よく継続するのが重要です。